今日は、窓の外が黄色っぽくくすみ、黄砂が半端なくひどかった。
こんな日に小一時間でもウォーキングしたら、身体に良いどころか、ア
レルギーの私には、我が身を知らぬ愚挙になる。
週に三回と決めているウォーキングを断念した。
が、やれ寒い、やれ時間がない、と甘ったれた理由でもやめて、気づけ
ば五ヶ月以上中断状態。
三月。
次の季節の春の服を着てみたら、どれもきつい。やばい。
『羽鳥慎一モーニングショー』では、天気予報士の片岡信和が、予報のあ
と、毎回、ワンポイントストレッチを披露する。
と、ある日、それまでのストレッチを集めた本が出た、という紹介。
片岡は、
「スポーツジムに行くつもりでも、仕事帰りだと億劫になったりして、行
かなくなる。それよりは、これを毎日、十分間続けるだけで」
ほら、腹筋が割れた、とおなかを出して、見せてくれた。
痩せぎすの人でも、そうなれるんだ。
本は、売り切れていたので、予約して購入。
どのストレッチも、肩幅に足を広げて立つだけでできる。
腕を使う動作が大半で、しんどくない。
私は右腕が四十肩だが、動かしても大丈夫。
むしろ、長時間パソコンに向かうせいで肩の周りが凝っているのがほぐ
れるのか、気持ちいい。
一つのストレッチを一分間、計十二種類ほどをテレビを見ながら、毎日。
すると、二十日目にブラジャーのホックが背中の真ん中で留められた。
物干し竿に手を伸ばしても、痛みで反射的に腕を引くことにならない。
身体の前で手を合わせて拝む形を、背中の側でできる。
右腕の痛みは完全には消えていないけれど。
ユーチューブで見て、一時期やっていた「肩甲骨剥がし」が目指すのと
同じ効果があるのかなあ。
整形外科で理学療法士にしてもらうリハビリに通じる気もする。
要は、痛いからと動かさないでいると余計に動かなくなる、ということ
か。
それにしても、片岡天気予報士のストレッチをテレビで見て、やって、
四十肩になったのに、本で取り組んだら治ったのだから、面白い。
ＱＲコードで動きを動画で確認できるのがこの本の売りだということだ
ったが、それを判断基準にせずに買ってよかった。
私の携帯電話は、インターネット契約をしていなくて、見られないのだ。
テレビの、そのコーナーを、これから動画で撮り溜めしていけばいいん
じゃないの。
その時間が来るとカメラを構える今の私。
けど、体重は減るどころか増えて。
なぜ。
