InBodyの測定結果

 アレルギーが治らない。
 漢方薬を大量摂取。喘息患者用の吸入までしているのに。
 外から室内に入ると、十一月だが外はさほど寒くなく、それでも室内
とは温度差があるようで、咳が出始める。
 一旦出ると、延々続く。
 そういう私はしんどそうに見えるみたい。
 知人に、
「腸から治さないと」
 と言われた。
 私は腸は健康です、と可愛げのないことを言う代わりに、
「腸から治すって」
 と問い返したのがよかったかも。
「青い野菜をたくさん食べて、人参を食べて」
 うわぁ〜。
 このところ、ほとんど食べなくなっている食材を言われてしまった。
「ほうれん草とか」
 ほうれん草は、まず塩水でゆでてあく抜きせねばならないひと手間が
面倒で、敬遠したくなる。
 人参は、スーパーで買う西洋人参は果たしてこの味は本当に美味しい
か、と自分の舌に問うと、別に食べなくてもいいんじゃないのという結
論になり、久しく食べていない。
 この程度なら食べても食べなくても同じじゃないの。
 そうではなくて、この程度でも食べておいた方がいい、と考えるべき
であったか。
 早速、小松菜と人参を買って帰り、それらを食するも効果はすぐには
出ず、しかし、栄養はバランスが大切だと言うから、緑黄色野菜を意識
して摂る食生活に戻すとしよう。
 ところで、私はアレルギーの専門医に定期的に通院していて、その際、
InBodyという医療機器で、体内の水分、筋肉、脂肪などの体成分を測定
され、個人データが蓄積されている。
 いっとき体重が大きく落ちて再び大きく戻すも、毎回、適正体重、と
いう判定になるのは解せないが、今回、総合のスコアが八十八ポイント
とこれまでで一番の高得点になったのは、少し太めの方が健康体、とい
うことなのか。
 問題は骨格筋量だ。前回まで標準内だったのが、今回大きく「高」の
方向に伸びて、その分、体脂肪量が「低」に移行。
 一方、筋肉バランスは左脚のみ「高」に大きく振れ、しかも最大数値
まで到達。
 医者はこの測定結果を懐疑しなかったが、体脂肪率が十一.一パーセ
ントって、やっぱりおかしくないか。
と、ここまで書いてからちょっと調べてみたら、測定器との接触面、
すなわち足裏の状態等で数値が乱れることがあるそうな。
 暖かい秋の何かが靴下を履いていた足に作用したのかなあ。
 でも、数値の異常が左脚だけっていうのは妙だ。
 けど、今の少しぽっちゃり体重でいいのなら嬉しいしなあ。
 次回の通院日まで、悩ましい。