2020-01-01から1年間の記事一覧

占いとの付き合い方

先月、無料占いをきっかけに何百万円も巻き上げられた人を筆頭に、占い詐欺に遭う人が増えているという新聞記事を読み、どうやったら占いごときでそうなるのだろう、と不思議だった。 私は、生きている中で嘆息することがあると、占いにのめり込む。定期的に…

国際eパケットライト

今年もフランスの知り合いにクリスマスプレゼントを送った。 郵便局から国際eパケットライトで。 ライトが付かない国際eパケットもある。 どちらも航空便。追跡サービスあり。 ただ、ライトの方が到着までの日数が長く、手渡しでなくポストへの投 函となる…

起こる事は必然でも

奇遇を初めて経験した時は、この再会には何か意味があるのかも、と考えようとした私だったかもしれない。 しかし、国内はもとより海外や国際線の飛行機の中でもそういうことがあると、そうか、私は今この人と出会う必要があったんだ、と理解して、おしまい。…

偶然の再会

昔、友達とスキーに行き、夕方、裏道を歩いていたら、こちらに向かって地元の人がくだってくる。「あ、ああ」 何度も教えてもらったスキーのインストラクターだった。近くで喫茶店を営んでいるが、冬場は経営を妻に任せている。私は、昼食をその喫茶店以外で…

革のジャケット

思ったとおりになる事も、ならない事もある。 だが、あまりに意外な事が起こると印象に残る。 私の意思ではなかった、と感じる。 どうしてそうなったのかを突き止めたくなる。 すると、コーヒーを飲みたいから目の前のカップに手を伸ばした、という行為です…

ここぞと言う時に

きのうや今日のように、少し季節が逆戻りして、でも素足では寒いかもと思うと、パンツの下にストッキングを履く。 履いてから「あっ・・・」と思ったが、履き替えている時間がなくて、そのまま一日耐えることにした。 股から爪先部分までが短い。ストッキン…

学生バスガイド

大学時代、バスガイドのアルバイトをしていた。 京都、奈良、大阪が担当。 昼食は、客と同じ弁当を出してもらえることがある。そうでなければ、ここならこの店、と先輩から伝授された店に行く。どこも安くて美味しい。 法隆寺近くの惣菜屋は是非もう一度行き…

私は、真ん中に野菜室派

ああ、やっぱり・・・。 電気が切れるも復活してくれた十六年目の冷蔵庫。 大音量と共に本体がぶるぶる震えていた現象もなくなり、あと数年は動いてくれると思ったのは、素直にそう期待したというのもあるが、次に買うのを検討するのが嫌で、そう信じようと…

人に優しい技術

総務省が携帯料金を納得感のある料金・サービスに、と述べたようだが、つい先日ガラケーからガラケーに機種変更した私には無関係、のはず。 嫌でもついてくる無料通話料金を実費にしてくれたら、毎月ペットボトル一本分ぐらいの料金になって、ありがたいけど…

木枯らし一号

雨続きで、外出を控えていたからかもしれない。あるいは雨のあいだは花の香りは遠くまで飛ばないのか。 金木犀。 十月の花。 ただ、以前、トイレの芳香剤にこの匂いを採用しているのがあって、本物の匂いを嗅いでも芳香剤を連想する思考回路ができてしまい、…

別名「熟慮」は駄目かなあ

決断力のない私だが、優雅に迷っている時間がないとなると、途端に決断の人になる。 出かける前、最後に冷蔵庫の省エネ運転のボタンを押したら無反応。中は真っ暗。 午後の外出までに食料品を買いに行くつもりだったが、当然、中止。 パソコンの電源を入れ、…

十六年目の冷蔵庫

私は決断力がない。 結局は決断することになるが、そこに至るまでに時間がかかる。 和歌山県の農協のみかんの出張直売があった時、箱買いするつもりだがLサイズかMか。 母に自分で決めろと突き放されて迷いの底なし沼に沈み、焦れた母にLにしたらと言われ…

スマホの包囲網

スケジュール帳は、気持ち新たに始めたいので、一月始まり。 ただ、十月からのがおまけで付いているものも多く、そういうのを買ったら、じゃあ、もう使おう、となって、一月始まりにならない。「待て」ができない意志の弱さのせいだけど。 中は、私は、縦に…

直感は助ける

スポーツでも何でも、才能燦めく人に惹きつけられる。 でも、関連本を買いたいとまでは思わない。 それが、藤井聡太だけは、彼が載った『ナンバー』を買い、保存用にもう一冊手に入れようと躍起になった。 我ながら不思議だったが、私は、音楽を流しても、集…

最善手に貪欲

スポーツ雑誌『ナンバー』で初めて将棋の特集号が発売になるという九 月三日。書店を覗いたらあったので、買うことにした。 四冊ある。 二冊買った方がいいかなあ。 保存用の一冊を求める人は、手垢などがついていない、物理的に限りな くまっさらに近い一冊…

保存の一冊

藤井聡太の快進撃と彼の人柄に惹かれて将棋に興味を持ち、棋戦の生中継や再放送を観るようになったが、大盤解説の人が、「2七銀が」 と言った言葉から盤上にその場所を見つけるのですら時間がかかる。 その後の指し手予想は馬に念仏。 でも、長時間の放送を…

未来の日本語

たとえば、会社の先輩と後輩が一緒に海外旅行に行くぐらい仲良くなったら、これはもう「友達」だろうか。 でも、後輩が先輩に敬語を使い続けるなら、友達とは言えないか。 いや、言える・・・? テレビで芸人が、「歳は違うけど同期で」 とその場にいない芸…

そうさせる日本語

きのう、テレビを付けたら、徳島県の山奥に住む、両親と五人の子供の七人家族の自給自足生活を放送していて、最後まで見入ってしまった。 家で作っている野菜をパスタの具材にするために、四歳の男の子が大きな包丁で全部切る。炒める。 狩猟免許を持つ夫が…

「〇〇君」と呼ぶ心理

テレビ番組などで、個人的に気になることがある。 男同士の呼びかけの中に、「〇〇君」 という君付けが存在することだ。 おかげで、知りたくもないのに、相手の方が発話者より年下なんだ、と意識させられる。 高校の同窓会の会場近くで、その後ろ姿はたぶん…

友達ではない

永遠に続くかのごとき蜜月関係に見えていたのが、内部から亀裂が入り、呆気なく道を分かつことは、よくある。 きっかけを作ったのではない側は、事の始まりはもちろん、事が収束したのちも何も語らない。少なくとも公的には。「言いたいことはいろいろあるけ…

頸動脈エコー

二日続けて、どかんどかんと大地が割れそうな雷鳴からの大雨。それが合図になったのか、梅雨が明けた。 梅雨は季節の変わり目。私はアレルギーが発症する。 長き梅雨の今年は薬をよく飲んだ。 放っておいたら喘息になると言われているが、この季節の症状は鼻…

棋士の会話能力

藤井聡太棋聖。 史上最年少の若さでタイトルを獲得し、将棋界の再興を担う新星となった彼は、着用した絹マスクまで話題にされる。 肌荒れに困って絹マスクに辿り着いた私は、そのマスクのホームページを見た。 外側のデザインが違うだけで、ほかは私のと同じ…

将棋、囲碁、百人一首、花札

将棋界に天才が現われた。 三十年ぶりに最年少タイトル獲得記録を更新した、藤井聡太新棋聖。 彼は、幼い頃、囲碁には興味を示さなかったが将棋にのめり込んだと知り、将棋、囲碁、百人一首、花札など、日本の古典的な遊びを家庭で子供に伝承するのは、当た…

折りたたみ傘

七月八日の朝、蝉が鳴いた。 そして、すぐに鳴きやんだ。 次は今朝。少し長く鳴いた。 けど、続かない。 雨は、降りそうだが降っていない。 晴れたらすぐにも鳴く競演を始めたい蝉達だろうに、雨ではない、というだけでは駄目なのかな。 でも待ちくたびれて…

覚悟

たまに叔母から電話がかかってくる。 一人暮らしの寂しさが極まると、私を思い出してくれるらしい。 独身は都合良く扱われる、とひねて受け止めたりしない。どういう理由であれ、求められるのは嬉しい。 このところの叔母の話題は新型コロナウイルスだ。 怖…

マスク弱者

ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領が、公共の場でのマスク着用を命じる法律を無視して裁判沙汰になっているが、私も今、できればマスクをしたくない気持ちだ。 春。 ようやく見つけて買ったひと箱五十枚入りの不織布のマスクは、中にガーゼのハンカチを…

絵葉書

もはや前近代的代物になった感のある国際郵便で文通している友が、一人いる。フランスの片田舎に住むその友はパソコンを持っていないのだ。 私は白い紙にパソコン打ちという素っ気なさ。 一方、彼女からは、毎回、絵葉書。ちゃんと封筒に入っている。バカン…

湯シャン

私は、年に二回ぐらいしかヘアサロンに行かない。 高校時代までは直毛だったが、その後、本性が目覚めたのか、癖毛になった。 髪質は猫毛に。 癖毛で猫毛だと、かなり厄介。 猫毛ゆえ、頭のてっぺんの髪の毛は、しょっちゅう静電気を帯びたみたいに逆立つし…

吊さないドライフラワー

夏はシャワー。 いくら風呂が好きでも、入った途端ゆだりそうだと感じたら、温泉でもない限り、しばしお預けである。 が、そうなる前からシャワーに切り替えたのは、ササッと汗を流せば済むので、寝る準備の時間を短縮できるからだ。 本当にもう風呂は無理、…

Zoom写りの良い服

時は進む。 後戻りできない。 私達はそんなふうにできている。 早く終焉してほしいと希求するようなことが起こった時、そう望むのは当たり前だが、終焉後、終焉以前と同じ状況に戻れると信じるのは浅はかだ。 元に戻ったように見えても、そう見えるだけ。 た…