2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

究極の「一期一会」

スーパーで九十八円の食パンに手を伸ばしたら、カートを押すでもな くぼんやり突っ立っていた白髪の女性から、 「それ、美味しいですか」 と話しかけられ、値段の安さに惹かれただけの私は、あわわっ、と心 の中で冷や汗かきつつ、「さあ、どうでしょう・・…

続・後期高齢者

「えげつない」は関西弁。 「後期高齢者」という言葉に、あとは死ぬだけ、という意味を嗅ぎ取り、 あまりにひどいと思ったものの、そういう言い回しでは生やさしすぎる 気がして、前回、「えげつない」と書いたのだったが、実は、私が最初 にえげつないと感…

「後期高齢者」は差別用語でないとしても

英語の家庭教師先の中学生が、childの和訳を「子供」と書いてはい けないと学校の先生に言われたので「子ども」と書いた、と私に説明す る。 お供、供え物を意味する「供」を遣うと、こどもの人権を差別するこ とになる、というこじつけの理由はそれとなく耳…

打ち明けるに、時あり

今年も奈良のお水取りに行った。 行けて嬉しかったなあ。 「行けて」というのは変だ。行きたいなら行けばいいのであって、一人 は嫌、というのでは、本当にしたいことはできない。だけど、外国には 平気で一人で行っているしなあ。お水取りにそこまでの熱意…

過去は、イコール恥

日本では、三月は、四月からの新たなスタートを思う季節だ。 「うわあ。もう三年生と五年生!」 英語の家庭教師先の小学生は、初めて出会った二年前、もっとかしこ まっていたはずなんだけどなあ。 「猫をかぶってたのよね」と彼女達の母親。 「今は舐められ…

男雛と女雛の位置

今日はお雛様。 今年は、母が、お雛様用の菓子袋に印刷された、まるで「これだけが 正解です」的人形の写真や絵にも惑わされず、関西風に男雛と女雛を飾 ってくれて嬉しいなあ。 関西風は伝統的。伝統的とは、自分が人形そのものになったと想定し た時、男雛…