2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

セーフ

会社を辞めた知り合いと会った。失業保険をもらい始めたのだが、職 業支援制度を利用してファイナンシャルプランナーになる講座を受ける ことが決まったらしい。結構な倍率の適性検査をクリアして選ばれたと いうのだから、めでたいことである。本人は「単に…

子供は賢い

記憶にある限り初めての連れションをした。 保育園で、私がトイレに入って戸を閉めたら、三歳の女の子に「英語 のせんせ、入ってるん」と聞かれ、外で待たせているうちに洩らされで もしたら大変、と戸を開けたのだ。私が外で待つこともできたが、三畳 ほど…

「なぜ」でなく「どう」生きるか

私にも、生きることについて、はっきり悩みとまではいかないけれど、 考え込む時期があった。今まったくなくなったかというと、それはなく、 死ぬまで継続して考えるべき部分はある。でも、そうすべきことと、そ うしなくてよいことの見極めがつき、これまで…

スヌーズ機能

爽やかな朝、風を入れようと窓を開ける。すると、五時半過ぎから六 時過ぎまで延々、間欠的に目覚ましの電子音が響いてくる。電子音とい うのは人工的な音だからか、神経が苛つく。一旦止まっても、またすぐ 始まるんだ、と身構えさせられ、案の定その通りに…

克己心

見るのは決勝トーナメントからでいい、と思いつつ、ついワールドカ ップを見てしまう。サッカーは、ロスタイムがあっても試合終了時間が それほど延びないので、心構えがしやすいからだろう。 おかげで体内時計はめちゃくちゃ。少ない睡眠時間で生きられる人…

男の生理

2006年ワールドカップ・ドイツ大会が始まった。 フランスにいた時、知人の夫と小学生の息子が、サッカーの時間にな るとテレビの前に張り付くのを白けた目で見ていた私であるが、ワール ドカップで、世界トップレベルの神業のごとき足さばきを見てからは、 …

進歩の宿命

家のテレビが一台故障した。電源スイッチのボタンがきかなくなって しまったのだ。でも、リモコン操作はできるので、見ない時はコンセン トを引っこ抜くことにして、使い続けることになった。母は「どうせ、 そのうち買い換えなきゃいけなくなるんだし」と言…

上に向かって心を開く

日本のコンビニ事情を研究しようと来日したアメリカ人が、1ヶ月間 コンビニ弁当を食べ続けたあと、寿司屋のカウンターで寿司職人が握っ てくれるのを見ながら食べる喜びを噛みしめたという話だったが、そう だろうなあ、と思う。 包丁でトントンと切る音、…