2007-01-01から1年間の記事一覧

サンドウィッチマン

今年の『Mー1グランプリ2007』の優勝コンビを、私は、その日、 初めて知った。 漫才のテーマはピザの宅配で、注文した客が「ピザ」と言い、それを 配達人が「ピッザ」と訂正する場面は大いに笑えた。 どうでもいいことにこだわってしまう人におかしみ…

冬は、痒い

ウールのタートルネックは首まわりをしっかり暖めてくれるので、冬 はこれが私の定番。 問題は、季節が巡って何ヶ月ぶりかで袖を通すと、首のまわりがシカ シカすること。 それまで無防備だった首が、急に服にまとわりつかれる感触に慣れる までのしばしの抵…

過去は変えられる? 変えられない?

去年の十二月は二十三日が土曜日。 その日に、友が「もし、人生をやり直せるなら」としみじみ言った。 「いつに戻りたい」と聞くと、中学生の頃と言う。しっかり将来を見据 えて、勉強もして、もっと実りある未来を手にしたかったとか。 今からでも遅くない…

人は、時々、観音さま

観音さまとは「苦しむ衆生の音声を聞くと、ただちに救済してくださ る菩薩」で、菩薩はと言うと「釈迦の出家前の姿だとか修行時代の姿と 言われているが、大乗仏教が起こると、いずれ如来になるべく、修行を 重ねている者を意味するようになった」。 こうい…

「坊主丸儲け」でも

クリスマスが近づいてきた。 私が英語を教えている保育園でも、子供達がクリスマスを題材にした 作品づくりを楽しんでいるが、クリスマスのすごいところは、プレゼン トを思って、その日まで、人々が何度もクリスマスに思いを馳せること ではないだろうか。 …

出産ダイエット

その友にビールの話をしたのは夏だったと思う。 「飲んだら、太るものなのかなあ」 彼女は「太る」と言ってから、「でも、飲むと、食べたくなるから、 それで太るのかも」と分析した。 彼女が少し太ったように見え、でも、直截にそう言えなくて、そんな 話題…

チョウバエ、いますか?

うんと寒くなったら、部屋の換気用にわずかに開けられた換気口から 入ってくる冷たい風に冬を実感させられることになるが、まだそこまで 行っていない今は、外から帰ってくると、家の中をほんわり温かいと感 じる。 幸せだなあ。 が、それは人間にだけに限っ…

リビング学習

頭の良い人は、周りがどんなに騒がしくても、涼しく集中力が発揮で きるそうな。実際、勉強の良くできる子は、個室ではなく、皆が集う居 間や台所のテーブルを勉強場所としていることが多いんですって。 私が英語を教えている家は、居間の真ん中に大きな丸テ…

パソコンの輪

男って、万国共通で、かくもわかりやすい生き物なのか。別の言い方 をするなら、「自分本位」。 フランス人の男友達が、恋人ができて以降ほとんど音信不通になって いたのが、別れた途端、「会わないか」ですと。 一人が淋しいと言っても、そこまでのあけす…

父性の出番

町の文具店で金ペンを買おうと選んでいる時、「何か買ってほしいも ん、ないのん。なんでもいいから言いや」という声がして、見ると、お ばあさんと小学生の女の子。 おばあさんは、たまにしか会わない孫に、何でも好きな物を買ってや るという凝縮した方法…

手相と金ペン

来年の手帳を買った。ノート感覚の、B5より若干スリムなサイズ。 「これ!」というのは一つ見つかればいいことだけど、私って何かにつ け少数派になる運命? と考え込まされた。 月曜から日曜までの一週間分が見開き一ページに横一列に並んでいて、 各曜日…

子供は見ている

十月二十六日の亀田興毅選手の謝罪会見で、質問者が匿名なのはフェ アじゃないと思い、そう書いたら、テレビ朝日の井口成人という、記者 ではなくてレポーターだったんですって。 先陣を切ってやたら挑発的に質問する人がいて、そこへ、自分は一方 的に断罪…

「空気を読め」という暴力

十一日に行なわれたボクシングの世界フライ級タイトルマッチで亀田 大毅選手が反則負けた一件に関し、一家を代表して謝罪会見に臨んだ長 男の興毅選手。 事が事だけに、つるし上げに近い取材となるだろうことは予想できて いた。 でも、彼が真摯に答えようと…

適正価格

買い物に行く時、キャリーをよく使う。中が軽い時は前後の車輪の幅 を狭くして後ろ手に引き、五キロのお米を二袋買って帰るような時は、 乳母車を押すような形にできる両用タイプである。 しかし、開閉の限度を越えて使用したのか。買い換え時が到来した。 …

思ったことを言う緊張

「親友」という言葉が頭に浮かんだことで、日頃から漠然と気になって いたことを考えた。 深刻なことを打ち明け、相談するのは親友のように思えるけれど、実 際には、そうでない相手を選ぶことも結構あるのではないか、という疑 問である。 公務員の職場に契…

百パーセント、自分が悪い

不愉快な状況が続くなら、「自分が悪いと考えてみる」のは、そこか ら抜け出て幸せに生きるための、私なりの闘い方だ。 誰かの自分に対する仕打ちが理不尽だったとしよう。 まずは、自分自身に落ち度はないかと問うてみる。 すると、自分の態度や言葉が相手…

一人でも学級崩壊

私が個人的に英語を教えている小学生は、登校拒否になっていたのが、 二学期から午前中だけ行き始めた。別の教室で別の先生に教えてもらっ ている。 クラスの先生がひどくて登校拒否になったと聞いた時、そりゃあ、そ の先生が悪い、とほとんどの周囲が反射…

大人を唸らせよ

デジタルテレビの、小さいボタンがいっぱいのリモコンは、高齢者に は使いづらかろう、とまでは想像できたが、実は認知症の人達にははっ きり大問題で、スウェーデンでは、そういう人達向けに、本当に必要な 機能だけを登録できる単行本ぐらいの箱形装置が実…

いつかは縦書き

前回の日記のあとのグッドタイミングは、You Tubeのことを書いた ら、その翌日、八月度のインターネット利用動向調査でYou Tubeとい う言葉と出くわしたこと。 その際、「ニコニコ動画」なるものの存在を知ったが、そちらへの一 人当たりの平均アクセス時間…

ツキは加速する

布ぞうりを作りかけて断念したおかげで、頭で理解できても、履ける 物に仕上げるにはそれなりの熟練が必要と悟り、どこかで売っていたら いいのに、と天に思いを投げかけたのは、九月十四日。すると、その翌 日、毎日新聞に「はやっています:布ぞうり」とい…

布ぞうりは買わせて

今年も、籐のスリッパを、はかなく求めて、夏が逝こうとしている。 駅前の文具店で購入した東南アジアのどこかの国の手工芸品。ひと夏 も持たない柔な作りだが、百パーセント籐素材の爽やかな履き心地を知 ってしまったら、中敷きだけが竹のスリッパでは代わ…

都会人向きの親切

九月に入ったら、大空いちめんの鱗(うろこ)雲----というのは前世 の記憶かと不安になりそうなぐらい、暑い。 あまりに暑くて、きのうは歩いて十分ほどの距離にバスを利用した。 普段なら空席があっても立つのに、空席に座る。やっぱり、相当バテて いるな…

冷房トイレ

なんで物には寿命があるの。 修理という事態に遭遇すると、天から降ってきた災難のように感じて、 恨めしくなる。 買う時、そんなことは起こらない、と思ってしまう甘さがいけないの であったか。 先日、台所の水道の蛇口が故障した。 実は、引っ越してきた…

プチ鬱は病気?

夜、少し涼しくなったので、窓を閉めて寝たら、暑かったのか、何度 も寝返りを打っているさなかに、目が覚めた。 目の先の床が、ぐぃ〜ん、と動く。 周りの世界が勝手に動くなんて、ホラーの世界。 三半規管をやられると、そういう症状が出ることを以前経験…

選ぶ色に、心現わる

英語のレッスン日用の〃でかバッグ〃は、そのブランドが得意とする パステル・ピンクに一目惚れしたのに、目立ちすぎる気がして、グレー を選んだ。先月のことだ。 ところが、スポーツバッグにはあり得ぬエレガントさは、売れ筋にな れなくて、後継デザイン…

夏バテ

周りに太った人が多いと、自分自身も太りやすいという調査結果がア メリカで発表になったそうだが、強く共感できる。 友人のフランス人は拒食症かと思うほど小食で、まだ未成熟の体型に 見えるせいか、よくティーンエイジャーに間違えられる。 そこまでは行…

母の入院、から騒ぎ

母が、左腹が痛い、と言い出した。 こういう時に限って、世間は休日。 私はインターネットで救急病院を探し始めた。 五年前のちょうどこの時期、母は胃腸の病気で一週間ほど入院した。 軽い気持ちで医者に行ったら、即、大病院に入院となったのだ。 そんな経…

お化けも「右前」!?

花火大会の日は、浴衣の女性がたくさん。 いっときの日本風情だが、こういう時は庶民の着物感覚がわかって興 味深い。 私は庶民じゃない、と言おうというのではない。 母に浴衣を着せてもらった記憶や、着物を着た経験もあれば、テレビ で民謡を踊る人達を見…

初めての経験

小さいうちは、未体験のことがまだまだいっぱい。 個人的に英語を教えている小学生から「今度、初めて○○する」と言 う言葉を聞くたび、自ら求めなくても、わくわくすることが向こうから 訪れてくれる年代を羨ましく感じる。 誕生日が来たら「やっと二桁にな…

主婦の正解

応募した企画が選ばれたら資金援助がなされるという女性の起業応援 コンテストに応募しようと思うのだが、共同参画者として名前を出して もいいかと友から打診があった。 「なんで働きたいの」 半年ほど前、仕事を探していると言われて、質問した。 「主人が…