2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉の数だけ思考が深まる

私が変に自尊心の高い人間だからだろうか。 その人が言っているのでなければ素直に聞けるものを、言っているの がその人であるために、耳に幕が張り、心が受け付けなくなってしまう ことがある。 ところが、そういう人の言葉でも、文章で書かれていると、素…

個性尊重の罠

「子供の個性を尊重すべし」を表面的にとらえると、手本を真似させ るのはもっともしてはいけないことのように思え、そうなると、何も 教えられなくなる。 そういう親が大量発生したのは戦後すぐのことで、当時の子供達が、 今、子育て世代になっているそう…

早寝、早起き、朝ご飯

個人的に英語を教えに行っている家で、小学一年の子は、夕方六時ぐ らいになると、すーっと二段ベッドにのぼって昼寝を始める。 どうせなら、早めに夕食を食べ、昼寝ではなく、そのまま朝まで眠っ てしまえばいいのにと思うが、母子家庭で、おかあさんが七時…

幼児英語が必要だとしたら

幼稚園児を持つ友達が、テレビで、授業が英語で行なわれる私立小学 校の子供がぺらぺらと英語を喋っているのを見て、「すごっ」と言った。 その声が羨ましそうだったので、思わず私は、 「英語圏の国に住んでいるようなものだから、当たり前でしょ」 と、言…

思いに「熱」を込める

修理に出していたibookが、三週間ほどと聞いていた予定よりぐんと 早く、十日で私の手元に戻ってきた。さすが日本である。 なんとなく予感のあった三年目に壊れたことを、思いと現実の一致の ように感じて抵抗を試みたかった私だが、本当は、ことさらそこに…

味覚B級

店で、スイカの六分の一の切り売りを買おうと物色していたら、見知 らぬおばさんから「甘いかしらねえ」と声をかけられた。たぶん、高い 時より二百円も安い二百九十八円というセール価格に疑いを持ったので はないか。 でも、スイカとしての甘さの下限は保…

時間

蝉がかしましい。八月である。 今月が終われば、今年も三分の二が過ぎたことになる。 いったい、いつの間に……。 しかし、おとなになると時の経つのが早いというのは、必ずしもそう ではない、とも思う。 先週新しいiMacが朝十時に届き、早速、インターネット…

三週間待てなくて

時計の針を先週に戻してみる。 木曜日。家で、私は、いきなり手持ち無沙汰になった。ibookが壊れ たのだ。延長保証に入っていたので、ハードディスクの交換は無償でし てもらえるけれど、戻ってくるまでに約三週間かかるという。 私は、テクノ中毒ではないが…