2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

心を整える

「受験はなぁ。人を落とすためにある」 私が個人的に英語を教える中三の女の子が、学校で担任からそう言わ れたことを、私はその子の作文で知った。 私は、英語の宿題は出さないが、毎回、四百字詰め原稿用紙一枚を渡 し、好きなテーマで国語の作文を書いても…

言葉は、心

義務教育の英語では、日常会話もできない。 そんな批難への回答が、今の中学の教科書なのだろう。 本文は、英会話のテキストにしたいような自然な会話文。 悪くない。 その代わり、系統立った文法修得は大きく後退した。 たとえば、中一の初めに、「私の」「…

殺されなかった三男に学ぶ

いつでもどこでも誰にでも、とは言わないが、マンションのエレベー ターで住人と遭遇した時などに、 「こんにちは」 と挨拶するか、無言で目をそらせるか。 私は無言でいる方がストレスだ。 フランスでは、客は店に入ると必ず、 「ボンジュール」 と言う。 …

さみしい時は

「別に、こんな情報、詳しく知らなくてもいいんだけどなあ」 と思いつつ、インターネットの見出しトピックスをクリック。 くわばたりえが二歳にもならない息子を二回叩いたと十月のブログで 告白した一件も、そんな風にして知った。 十一月には、彼女はテレビ…

つらそうな正論

「この人は、今、自分の考えを私に押しつけようとしている」 と感じた途端、私の心は強く反撥する。 それはもう、おもしろいほど反射的。 で、考えてみた。 私が敏感に反応してしまう押しつけとは、どういうものか。 その人の「正論」ということになるだろう…