2009-01-01から1年間の記事一覧

ネックレスを紛失

中学校の学年同窓会があった。 会場に着く前に、ネックレスをなくした。 遅刻しそうになり、バスで地下鉄まで行こうとしたら、バスが来るの は三分後。それなら歩いても大差ないし、歩いた方がいらいらバスを待 つよりいいと早足で歩いたからだろう。 地下鉄…

「書く」ことの価値

「私が生きている意味って、何」 このつぶやきにはなんの同情も覚えないと、私は告白した。 一応、そうつぶやきたくなる気持ちをあれこれ想像した上でのことだ が、想像し切れなかったケースはないかなと、ちょっと気になってきた。 人間関係で心が打ちのめ…

「生きる意味」に捕まるな

生きる意味って、何。 そう自問するのは高尚なことのように思いそうだが、この疑問が心に 膨れあがってきたら要注意。 なぜ今なのか。 なぜ、去年でも三年前でもなくて、今なのか。 仕事や、人間関係、病気などの何かがうまくいっていないんだよなあ と気が…

年賀状印刷

風邪が長引き、なかなか年賀状を印刷する気になれなかったのがよか ったのか。そのあいだに次々喪中はがきが届いた。 五枚というのは私にとって驚異の多さで、たじろいだが、中に、その 友と故人がどういう関係だったのか明記されていない一枚があり、人の …

買わなかったネックレス

デパートで、マネキンのネックレスに目が吸い寄せられた。 小さくカットした黒いガラスが数珠繋ぎに三連になったロング・ネッ クレス。 ああ、素敵。 深いエンジと濃い緑のもあり、どれも甲乙付けがたいのは、ガラスの 質が良いからだろう。 私はエンジかな…

教える下心

私は、教員免許を取らずに大学を卒業した。 取れば、教員になりたくなる。 だが、クラス授業は、ずば抜けて理解が早い子と遅い子を無視した授業 になる宿命にあり、何とかしたいと葛藤して、結局、私は不幸になる、と いう未来まで予想されたら、道を絶つし…

家庭教師の醍醐味

英語の家庭教師をしている高校生の教科書に「北アメリカ」という英 語が出てきた。 アメリカ大陸は北と南にあって、ニホン語同様、英語でも、北の大陸 を「北アメリカ」、南を「南アメリカ」と表現する。しかし、ニホン語 の「東アメリカ」「西アメリカ」は…

本当は失敗したかった・・・?!

高い所から下を覗く。 うわ・・・。なんか飛び降りたい。 へ? そうじゃないでしょ。 こういう内なる会話を経て、遙か下方に吸い込まれたくなる気持ちを 抑え込む。 だから私は高所恐怖症、と信じているが、高い所でどう感じるか、誰 とも打ち明け合ったこと…

ぬか漬けデビュー

風邪を引いた。 私より先に風邪を引いた友は、予期せぬ受胎をするも、授かりものだ からと来年年明けに四男の出産を控えているため、二歳の三男に風邪を 移され鼻声になっても、薬を飲めぬ。が、鼻声を大底に自然治癒した。 一方私は、先週火曜日に口を閉じ…

まず脳が思いつく

個人的に英語を教えている小学六年の女の子が、 「心ってどこにあるか知ってる?」 と私に言ってから、自分自身の胸を指し、 「ココとちがう」。 頭を指して「ココにあるんやで」。 心に感じる、と言うように、心は心臓にあると考えるのがこれまでの 常識だ…

他力の幸せ

ツキとは心の状態。心の状態は、その日出くわす赤の他人が自分に対 してどう振る舞うかなどで占える、という考え方に賛成。 良い店員が応対してくれた。 物事がとんとん拍子に進んだ。 そうであるなら問題ない。 が、なぜか不愉快な人や出来事に遭遇するので…

性格が人生を作る

あすの夜、友と会う。 友とその妹。 妹さんとは初対面になるので、泣く泣く髪を切った。 私は顔が丸くて、天然パーマ。 ロングが似合うと言われたことは一度もない。 まあ、確かに、ロングは冴えないが、ショートにした途端、髪の毛が 自由を謳歌し始め、く…

自然の身売りは、慎重に

その公共事業は本当に必要ですか。 そう口にするには、そう言えるだけ内容を把握した上でなくてはなら ないのだろう。 でも、その方が「より望ましい」ぐらいのいい加減さでもいいか、と も思う。素人の素朴な疑問が「机上の空論」に劣るとは限らないんだし…

安さが怖い時

愚かな犯人みたいに、現場に舞い戻ってしまった・・・。 先日、LLサイズのTシャツを大量に買い占めたけど、まだどのぐら い売れ残っているか、気になり、売り場に立ち寄ったのだ。 私は定価の半額の半額で購入したが、最終赤札が五十%から七十%に 変更…

Tシャツ一枚250円

突然、服を着替える間もなく出かける必然に迫られても、まあ、いい か、と動じないでいられる人はどのぐらいいるのだろう。 「よそゆき」と「家の服」の落差が少ないほど裕福と聞き、いたく納得 した私自身は、落差が半端でない激しさ。 夏、家での定番はT…

日差しに華麗な、関西ファッション

東京在住のフランス人が出張で関西に来た際、街の印象を聞いたら、 「みんな、ラフなファッションで、ラテンっぽい」 お。なかなか観察力が鋭いじゃない。 私達は、実は気質もラテンぽいのよ。 お高くとまったりしない。 パリじゃなくて、陽気な南仏みたいな…

線香花火とお好み焼き

今年の夏は、例年に比べれば格段にしのぎやすかった。 それでも、夏嫌いの私は夏が逝ってくれて嬉しい。 ただ、急に、朝晩、窓を開けていられないくらい涼しくなられると、 過ぎゆく時の速さを感じて、おたおた。 そんな時、ふと、季語のように思い浮かぶの…

文通

大学時代、フランスでは絵はがきも封筒に入れて送る、絵はがきであ っても親書は親書、相手以外の人に読まれることをフランス人は許容し ないのだと教授が話すのを聞いて、私は困惑した。 深刻な話を書くのに、誰が絵はがきを選ぶだろう、と思ったのだが、 …

インターネットの『選挙速報』

昨夜、手紙を書こうとiMacに電源を入れた。 私のiMacは、購入した状態だと、電源を入れると同時にインターネッ トに接続され、電源を落とすまでその状態が継続する。 気を利かしたつもりの初期設定なのだろう。 でも、私は、接続のオン・オフは、私自身が主…

合う「耳かき」は、ある

鼓膜が破れたことがある。 飛行機が離陸すると、鼓膜の内と外で気圧が変わり、耳がキーンとな ることがあるが、鼻が詰まったせいか、日常生活中に発症。 飛行機の場合同様、唾を飲み込めば治る。 しかし、いつ終わるという気配も見えず、数日が経ち、夜中に…

耳垢

たまに、耳から耳垢が流れ出てくる感じがする。 実際にそうなるわけではないが、耳垢が溜まってきたとからだが感知 したようで、綺麗にしたい。 でも、耳かきが当たると、痛くて、思わず飛び上がりたくなる箇所が あるものだから、及び腰。私だけかなあ。 耳…

デジカメで花火撮影

この夏も、アメリカに住む友が帰国したので、再会を楽しみ、別れる 前に記念撮影。そばにいた見知らぬ誰かにシャッターを押してもらった。 彼女のカメラと、私のカメラ。 ほぼ同じ構図になるけれど、カメラが違えば仕上がりも異なる。どれ か一枚、良いのを…

仕事は、人間関係

少し前に新聞で読んだ読者相談が、うっすら心に引っかかっていた。 学生時代は、自分の好きなこと、得意なことを仕事にせよと教わった が、社会に出ると、そういう訳にいかず、人からも、仕事は食べるため だと言われ、でも、生活のためだけに働いていると努…

客をのがす店

うちから余裕で日帰りできるが、ちょっとした小旅行と言えなくもな い距離に住む友達の家に遊びに行き、観光地を散策中、普通だったら、 目が素通りするだろう古ぼけた建物に『ペットショップ』の看板。入り 口外には、生まれたてのジュウシマツの鳥籠。 「…

批難の技術

自分の感じ方、考え方が、唯一の正解ではない。 それに、あれは自分がまずかった、と今は思っていても、素直にそう 言えないこともある。 自分を取り繕うし、嘘もつく。それが人間。 それでも、人の、特に自分が反感を抱いている相手の言い分にも耳を 傾ける…

熱中症計? 温湿度計?

五月の新型インフルエンザ騒動は、私の中で「温湿度計を買おう」と いう決意に結実した。 私は、喉がウイークポイント。 ヘアサロンに入店すると、五分間ほど咳が出続け、「空気が悪いです からね」と店員に同情されるので、咳イコール風邪の前兆、とは限ら…

髪質に合うシャンプー

フランスの知人から、シャンプーや日焼け防止スプレーなどが送られ てきて、困惑した。 髪質も肌の質も違うからだ。 でも、使っていたシャンプーが切れたら、とりあえず使ってみるのが 「もったいない」精神の私。 呆然とした。 私は天然パーマ。 セバスチア…

夏は、ロングスカート

夏のバーゲンの熱気に包まれようとデパートに行ったら、小さな木の 実がプリント柄の半袖ブラウスに目が吸い寄せられた。 同柄のスカートはあるかと問うと、倉庫からロングスカートを出して きてくれる。私の雰囲気にぴったりと言われたが、丈の長さに、心が…

数より、着こなし

サマーニットのノースリーブを着て行ったら、 「もう夏ね」 と言われた。 季節を先取りするのが最高のおしゃれ、と気取ったのではない。 ノースリーブは夏になる前が一番ふさわしい、と聞いて、なるほど、 と思ったのだ。 クーラーがギンギンの真夏に、ノー…

ひじきの季節

食べ物は、旬が一番。 でも、タケノコを一年に一度は食べたいものだと思いつつ、久しく実 現することがなかったのは、昔、父が仕事でタケノコの産地を通りかか ると、朝堀りのタケノコを大量に買って帰って来てくれ、本当の美味し さを舌が覚えてしまったか…