2008-01-01から1年間の記事一覧

一に体力。二に体重

毎年、年末の大掃除は私が引き受け、大晦日をその日に当てていた。 元旦に限りなく近い時にするのが一番綺麗なはずだもの。 が、それだと、夕方頃、今年中に終われるかなあ、と不安になる。 自分で好きに決めた日のせいで急き立てられる気分になるのはなんか…

言葉は太陽

英語の家庭教師先の小学五年生は、私が、レッスンに使うから前のノ ートを出してきて、と言ったりすると、まず「めんどくさ〜」と言う。 レッスン後の夕食の席では、「美味しい」と言って食べていたのが、 後半になると「まずい」。 途中でまずく変質するわ…

十八歳成人

神奈川県立神田高校の入試の一件が公になった時、入学させてもらい たい立場としては、好感をもたれる外見を心がけて当然じゃない、と私 はまず思った。十五歳なら自分でそう判断できるはず、と。 その根拠は、私が英語の家庭教師をしている女の子。 今年の…

世間の目

自営業の親を見て育つと、娘でも、抵抗感なく自分で仕事を立ち上げ られてしまうのだろうか。 そんな友がいる。 自分の給料も出るか出ないかなので、パートタイムでしか人を雇えな い現状だが、新たに人を雇うことになった。 うち一人は独身女性。独身だから…

年賀状の宛名印刷

年賀状を自分のパソコンで作成する人達は、だいたい、いつ頃までに 印刷を完了するものなのだろう。 私は、夏の終わりにデザインが出来ていながら、なかなか印刷に辿り 着けなかった。いろどり年賀が好評売り切れで増刷と聞くと、増刷分を 入手して、流行に…

「ツキ」は、タイミング

本の中で、「青菜に塩」という諺に出くわした。 何、それ。 取り上げた諺にまつわって話が展開される構成なので、念のため、諺 の意味も載っている。 だが、刃先が鋭利なコレは包丁と呼び、野菜や魚や肉を切る、と説明 されても、初めて見る場合なら、不安で…

ほんと、チャンスの女神に後ろ髪はない

晴れた朝は、七時を過ぎると、朝日がオープンキッチンに向かって一 直線に入り込んでくる。 太陽の位置が低くなったのだ。 朝日を浴びつつ朝食を準備し、食べて、新聞を読む。 太陽から逃げたい真夏には、あり得ない幸せである。 寒くなり、冷凍しておいた玄…

昭和時代の絵本

前回の日記に、ちょっと補足。 英語の絵カードの単語しか覚えていない子供達が、次の段階で、私が 英語でヒントを言うと、そのカードを難なく言い当てられるなんて眉唾、 と思われたかもしれないが、相手は日本語も修得途上で、日本語がわか らない時は、す…

「学ぶ」は「真似る」

輸入の絵本や児童書も扱っている本屋の近くまで行ったので、立ち寄 った。 個人的に英語を教えている子供達のレッスン用に良い本があるかなあ。 日本製の英語教材は、単語や英文の下に和訳とか読みがカタカナで載 っていて、目に邪魔なものが多く、一体、誰…

どこで買えるの、いろどり年賀

一気に寒くなったせいか、アスファルト道に落ち葉。 やっぱり赤がいいと思うのは、単彩色の風景の中で、その色鮮やかさ が心に温かいからかも。 もう二、三日早ければエアメールに同封できたのに、と、ちょっぴり 残念。 ところで、エアメールを出しに郵便局…

金魚のフン

夏に金魚すくいで捕ってきた金魚が、少し大きくなった。 四匹手に入れたうち、一日目に捕った二匹である。やっぱり、子供達 にさんざん弄ばれない初日に捕った方が生き延びてくれるのかなあ。 さて、二匹の居住環境は、水以外は見事に何もない水槽。濾過装置…

生キャラメル

だいたいにおいて、行列するぐらいなら、あきらめます、というのが 基本姿勢の私。 しかし、テレビの威力はすごい。 花畑牧場の生キャラメルを買うのに、一時間半、並んでしまった。 北海道は遠いし、通販は常時「品切れ」状態で、本当は売ってないん じゃな…

百年に一度の大恐慌

今は経済社会なんだから、最低限度の知識ぐらいは身につけたい、と 私なりに頑張ってみる。 でも、為替チャートは、普通、円が横軸で、円高になるほど右肩下が りになるのに戸惑うし、そもそも「円が高い」ってどういう意味? 「円が強い」ならわかる。 強い…

半田そうめん

キンモクセイは散ったが、半袖と長袖が共存できる穏やかな季節。 それでも夏が終わったのは間違いないからだろう。スーパーマーケッ トの在庫処分品のワゴンに、冷や麦やそうめんなどの乾麺が半額で並ん だ。 麺は「食」の必需品。 賞味期限を見ると、商品に…

柿は富有柿。りんごは紅玉

スーパーマーケットの前に、露店が出ている。 スーパーの中と外で客の奪い合いになりそうで、普段から疑問だった が、人が集まっているので近づいてみた。 ザルに盛られた梨が美味しそう。 値段も安い。 俄然、買う気になったら、一人きりの店員は客の対応に…

専門店の、しろうと知識

私のフランスの友達にフランスで犬を買ってもらえないか聞いてほし いと親から頼まれたんだけど、と、先週、友に言われた。 実家にはすでにオスとメスがいるのだが、フランス原産の犬なので、 どうせならフランスからオスを一匹取り寄せたいとお父さんは閃い…

人の都合で「害虫」

十月になった。 ベランダのオリヅルランはランナーを伸ばして、たわわに子株。 実りの秋である。 が、咲いた花の色が次々変わってゆくランタナ、和名「七変化」は、 春に一度花が咲き終わったのに、またつぼみが膨らみ、ピンクに色づい てきた。 亜熱帯の中…

好みのタイプ

雨や曇のぐずつく天気が二日間ほど続いたあと、今日は朝から澄んだ 青空。 気分がいいなあ。 朝刊を取りにマンション一階の集合ポストに行くと、さらに気分が良 くなった。 小学生の女の子に追いつかれたのだ。 一緒のタイミングでここに来る時だけ、顔を合…

「愛」の上乗せをして、送り出す

この服とあの服のどっちを買おう。 これはいたく気に入ったけど、買ったとして、使う頻度は高いかなあ、 など、私はよく迷う。 投資対効果にシビアと言えば聞こえがいいが、さんざん時間をかけて 迷った割には思ったほど活用しないこともあり、迷いすぎた時…

幸せの極意

今日は敬老の日で祝日だが、家にいる。 窓を閉めるとむっとする。でも、開けると寒いかなあ、と窓を開け閉 めしつつ、所在ないひととき。先日、偶然、テレビを付けて、そのまま 最後まで見入った番組を思い出した。 イギリス貴族の末裔となる女性が、京都の…

デパートの催事

さらっとした空気。 それを裏付けるように、湿度は一気に三十パーセント台に下がり、私 の癖毛も、心なしか巻きがゆるやかになった。 だが、乾燥したフランスでも、雨が降れば湿度は高くなるはずが、驚 異的に直毛を保てていた過去を思い出すと、癖毛の巻き…

美味しいものは、どこにある

近所で祭りがあった。 小規模だし有名でもなく、行ったことはなかったが、ヘアサロンで、 「結構、面白いですよ」と言われたので、夕方、出かけてみた。 つまらなくても、夕涼みの散歩にはなる。 それに、私は金魚がほしい。 昔、父が庭を掘ってコンクリート…

切実さの度合い次第で

たかが、カナリアの餌。だが、近場で調達できない。 初代のカナリアを買った当時、店は駅前にあり、餌も売っていたが、 店が潰れた。 次にカナリアを購入した零細な小鳥店は、カナリアを私のために取り 寄せることはできても、仕入れルートが違うらしく、私…

中国系フランス人

知人を含むフランス人の男性三人と、大阪を観光した。 私は、来日した外国人や、日本在住の外国人に付き合うことがあるが、 オランダ人の女性二人が来日した際、「コーヒーを飲みたい」と言われ、 彼女達の生活レベルから判断して、ちゃんとした喫茶店に連れ…

やきもちが損な理由

スーパーマーケットで買い物をしていたら、携帯電話が鳴った。 東京に住むフランス人だ。 電話に出ると、私がパリにいた頃、私とも面識があったフランス人が いとこと弟の三人で旅行に来ていて、「今、鎌倉。これからみんなで湘 南に行く」 知人が電話に出た…

そうだ。人類のお婆さんになろう

ふと思った。 近頃、本物のお婆さんがめっきり減ったのではないか。 恋やら仕事やら子育てやら、なんやらで、生臭い感情もたっぷり味わ ったあと、すべての人をいとおしく思う境地に達し、この世への欲もな くなった。 いや、一つだけ。 欲ではないが、もし…

指輪を売らないために

金の相場が下がっている。 もう一度、七月の高値に戻ってくれないかなあ。 先物相場に手を出しているのでもないのに、なぜ。 もしホワイトゴールドの指輪を売るなら、高く売りたいじゃない。 私は、三十歳になったら、本物のアクセサリーを数少なく持とう、…

夏メタボ

私は夢遊病者ではない。と思う。 が、朝起きると、パジャマのズボンが、からだから離脱している。 ところが、寝苦しいからズボンを脱ごう、と夜中に意識した記憶が一 度もないのである。 無意識に脱ぐのがズボンだけ、という妙な律儀さにも、困惑だし。 とに…

暑いですか

今日も、日本のどこかで、体温よりも気温が上がっただろうか。 でも、去年よりはまだまし、と私の体感は告げている。 私が寝る時窓を閉めるのは、クーラーをつけるからではない。部屋に クーラーはなく、でも、夜風は体に悪いという昔ながらの常識に敬意を …

エレガントな関係

たいしたことではないけれど、こっちは今こうだよ、というようなメ ールを携帯宛に送り、返事が返ってきて、それに返事を返し、次に返事 が届いたら、その話題はそこ止まりだと互いに了解し合った気がして眠 ったのに、会った途端、「メールをブチられた」。…