インターネットの『選挙速報』

 昨夜、手紙を書こうとiMacに電源を入れた。
 私のiMacは、購入した状態だと、電源を入れると同時にインターネッ
トに接続され、電源を落とすまでその状態が継続する。
 気を利かしたつもりの初期設定なのだろう。
 でも、私は、接続のオン・オフは、私自身が主体的に選択したい。万
一のセキュリティ対策、という気持ちもある。
 よって、設定を変更し、こまめにオン・オフする日々だが、幾つも立
ち上げた画面の一番うしろ、すなわち、ほとんど視界に入らない場所に
ホームページを開きっぱなしにしていることも、ままある。けど、私が
自発的にそうしている結果なので、それはいいんだ。
 さて、昨夜は、手紙を書く前にメールをチェックし、ついでになんと
なくYahooにアクセスしたら、折しも衆議院選挙の開票が始まったとこ
ろで、いろいろなメディアの開票速報サイトが紹介されている。
 適当にクリックしたら、『TBS』のサイトに飛んだ。
 日本地図にびっしり埋め尽くされた数字入りの白い四角は、小選挙区
を表わしていて、当選が確定すると政党の色に変わる。視覚に強烈に訴
えてきて、おもしろいなあ。
 あ。だけど、ココって何県?・・・。
関ヶ原を越える」ことが一大事だった昔の関西人よろしく、私は未だ
に、関ヶ原以北にとっても疎いのだ。
 マウスを置くと、その都道府県名が上に大きく表示される仕組みであ
ると、しばしのちに発見することになるが、その前に別のサイトに助け
を求めたら、『Yahoo』のサイトは都道府県名がしっかり活字で表記さ
れていて、私向きかも、と思う。
テレビ朝日』は、『TBS』と『Yahoo』の合成版のような感じ。
 全体に高級感というか優等生の表情なのは、やっぱり『NHK』。
 ツールバーの「前ページに戻る」をクリックすると、このサイトに来
る前に見ていた、全然別のサイトにまで戻ってしまうのは困りものだが、
「最新当選当確」データが刻々と表示されてゆくサービスは、個性的。
 いやいや、『産経ニュース』は、地図上の都道府県名をクリックする
と、その県だけが拡大され、その中に全選挙区域が現われ、かつ、選挙
区内の市の名前も表示される。岡山県は三区と五区がやけに広範囲だな
あ、とか、その気になれば、全国の選挙区の地理的形状が学べるってこ
と。
 開票速報という目的は同じでも、見せ方、いろいろ。
 大いに楽しませてもらい、手紙を書きそびれた。
 確信犯の寄り道だった気もするけれど。