ストレス中

 たとえば、今日ブログをアップするとしたら、前日に、何を書こうか
なあと頭を巡らして、考えておく。何も思いつかなくても、パソコンに
向かったらなんとかなるだろうと根拠のない自信を確認できれば、OK。
 ところが、きのうは、何も書くことがないと感じて、うろたえた。
 夕食後のことで、私は口の中が甘ったるくなるぐらいミルクキャラメ
ルを食べていたが、なくなるとまた新しいのを放り込んで、ああ気持ち
悪い。
 夏は暑さストレスで体重が増える私。
 今年も七、八、九月と月の体重平均が上昇。十月は三十度以上の真夏
日が五日間もあったが、さすがに夏の最後の狂い咲きだったようで、体
重は下落に反転。このままいけば今月は六月の月平均に並ぶまでに落ち
そうな勢いだが、食べたい物を我慢せずしてそうなっているのが快感だ。
しかし、からだの方は生命の危機だとでも勘違いしたのか。
 そういう時はからだの声に従い、二、三日、ドカ食いすべし。体重が
増えても、あとでちゃんと自然解消してくれるから。
 きのうはそんな日に当たったのだと考え、何か食べたいの「何か」を
探してスーパーマーケットをさまよい、ポテトチップスを籠に入れるも、
「へえ、こういうのがあるんだ」
 普段は足を向けない棚を未開人の眼差しで見て、驚き楽しみ、氷砂糖
とミルクキャンディを選んだ。飴は私の嗜好品リストからはずれるお菓
子なんだけどなあ。どうしたんだろ私。
 そして夜。
 夕食前に氷砂糖をいくつも頬張り、夕食後は、今日はなんか味覚がお
かしいのだと自己弁護のようなことを母親に言ってからポテトチップス
60gを全部食べ切り、さらにはミルクキャンディに手を伸ばし、舌が悪
くなっても止められない。
 おまけに「書くことがない」という不安にまで襲われて、絶対に何か
変。
 あ。
 もしかしてあのせい・・・?
 先月末ぐらいに、さる人の言葉でそれまでの環境が少し変化すること
になった。
 人の脳は現状維持が一番好き。つまり、変化はなんであれストレスに
なる。
 私もストレスにさらされた。ただ、変化が必須なら、それを受け止め
る私自身はこんな風に変化させてもらうおうと心に決めて、実行。受け
身一辺倒のストレス負けにはならなかったし、もっと前からそうしてい
たらと思ったぐらい新バージョンの自分に満足。
 でも実は心身にはストレスで、それが遅まきに現われたのであったか。
 いや、そのストレスで暴かれた真のストレスに、まだ心が揺れている
のだ。
 そう気がついた。