2013-01-01から1年間の記事一覧

決め手は、覚悟にあった

アナタには、私に説明するほんのちょっとの時間もないのでしょう。 けど、理由もわからないまま放っておかれたら、私は悪い事態を予想 して、不安の海で溺れそう。 大抵はそうなる前に救い出してもらえるから、「不安」は一瞬にして 雲散霧消。 しかし、安堵…

嫌になったら、チャンス

「呼ぶより、そしれ」 って本当だなあ、と苦笑させられた。 二ヶ月ぶりにフランスのマダムBとSkypeで話し、 「ところで、マダムDからメールはあった」 「いいえ」 互いにそう答え合ってSkypeを終了した一時間後に、噂のマダムDか らメールが届いたのだ。 …

反応するだけの人生は

今日は、やることがいっぱいだった。 午前中に家の設備のことで業者が来る予定が入っていたのはちょっと 面倒だが、仕方ない。 こういう用件があると、私はその日に向かってしゃにむに家を片づけ る。 床の隅に吹き寄せられた埃や、オートロックのパネルの数…

学級崩壊も、なくなるかな

電話で正しく伝えるのは、結構むずかしい。 そう思い知らされたのは、パソコンを使い始めた初期の頃だった。 理系の弟の強い勧めで、弟が選んだMacを購入。 実家を出ていた弟は、私にパソコン操作の基本を教えるべく、何度か 来てくれた。 が、トラブルは一…

スポーツシューズ

ウォーキングシューズの左足の、本体部分と底が分離した。 靴底が減る以外にも、こんな寿命の訪れ方があるなんて。 まだ二年五ヶ月目なのに。 靴底修理をすれば十年でも二十年でも履ける革靴と比べると、あまり に割高。 安いスニーカーをこまめに買い直した…

健康なら、より遠くへ

「なぜ生まれてきたのか」 「生きている意味はあるのか」 生きていれば、そんな疑問が一度ぐらいは頭をよぎるのではないか。 こういう深遠なる問いは、家族や友達とのお喋りでは解決しない。 「書く」という行為が光輝く場面である。 書こうとすると、誰でも…

からだの声を聴け

十二日はアメリカに住む友の誕生日だったが、おめでとうメールを送 れなかった。 眠っていたのだ。 三日三晩。 起きるのは、トイレに行く時、そして、台所でご飯あるいは母親が炊 いてくれたおかゆに塩昆布をのせたのを一口二口サッとついばみ、寝る ための…

流れに乗る

雨が静かに降っている。 遠雷は不気味だが、各地の春の嵐と無縁で今日を締めくくれそうなの は幸運であろう。 今日は花見の予定だった。 たまにちょこっと立ち話をする女性から、休日だとゆっくりお喋りで きますねと言われて、ケータイ番号を交換。 「この…

試験で育みたい能力

個人的に英語を教えている中三女子が、志望校に合格した。 嬉しいなあ。これで、入試対策に過去問や問題集を教材を使うことか ら解放される。 穴埋め、四択、並べ替え、・・・。 私の学生時代と相も変わらぬ問題形式。 試験とはそういうもの、と従順だった当…

数学の問題

やば。 またもやミスった。 前回″やすとも″の「やすよ」と書いたのは、「ともこ」が正解。 ブログは訂正しておいたが、うろ覚えで書いたのではないだけに呆然 である。 ミスの背景を検証してみる。 まず、私は「やすこ」と書いた。 「ともこ」と書くつもりが…

初老は何歳

前回、「初老の元アナウンサー」と書いたけど、合っているかなあ。 ふと不安になった。 そのアナウンサーは七十三歳で結婚したのだ。 広辞苑には、初老は「老境に入りかけた年ごろ。四十歳の異称」とあ る。 四十を過ぎれば、白髪や老眼。 白髪を染め、眼や…

まず、夫婦から

電車の中で、高校生女子が高校生男子の肩に頭をあずけて、うそ寝。 「一生続けられるといいね」 心の中で呟いて、我ながら厭味、と思ったのは、日本では大人でそう いうことをする人を見た試しがないからだ。 フランスの新幹線で、二人がけシートに座った初…

続けば、本物

小学三年生の思い出は、運動会。 運動場で父親に肩車をせがみ、誰よりも高い所から友達を見下ろして 良い気分になったのも束の間、早く下に降ろしてくれと父をせかした。 急に、そんな子供っぽいことをしている自分自身が恥ずかしくなった のだ。 大人になり…

喜びの不完全燃焼

インターネットだと一日遅れになるので、今朝見たフランスのニュー ス番組TF1は、きのう二十二日の放映内容だった。 十三時のニュース司会者、ジャンピエール・ペルノーは、ニュースの 冒頭、彼がこの番組の司会を始めて今日で二十五年間目になるとちらっ…

「暴力」の対語

個人的に英語を教えている中三女子は入試の真っ最中。 その日は、公立高校の過去問に取り組んだ。 答え合わせは、別冊の解答集の答えを、私が棒読み。 間違った設問だけ一緒に見直す。 英語の長文の、その問いに関するところだけ読ませたら、中学校で習 って…

親の心得

名医と名伯楽。 どちらの「名」にも「すぐれた能力のある」という意味がある。 でも、絶対、名医の方がなりやすいと思う。 医者は本人の腕が良ければ、名医になれる。 しかし、名伯楽は、教わる側の潜在能力が必須条件。 そこをしかと理解するならば、 「い…

人は、言葉

人は言葉を手に入れた。 ただ、言葉の世界は一人一人異なるし、普通、女性の方が男性より言 葉が達者だと言われ、そういう女性が言葉で男性を攻撃すると、反撃で きない男性はつい手が出る。 だったら、言葉か暴力、どちらか得意な方を使って闘えばいいんじ…

暴力は手抜き

叩いて、言うことを聞かせる。 叩かれた者が、立場上、絶対にやり返せない状況下で暴力を行使する のは、相手を思い通りにするのに一番効率がよい。 ラクだし。 桜宮高校バスケットボール部の顧問が常習的に生徒の頬をはったり頭 を殴る指導法を採用し、これ…

追わない

情報は次々生まれる。 すべてを知るのは無理でも、なるべく多く、と思うと、知らない情報 の量に圧倒されて、青ざめる。 私がその罠にはまったのは、知識や情報が私の劣等感となるポイント だったのだろう。 だが、尽きない欲にせき立てられていたのでは、 …

情報欲

前回、私は書いた。 ----お喋りは、テニヲハを間違っても、前後の文脈に整合性がなくて も許容されるが、「書く」となったらそうはいかない。 こう書いたなら、同じ紙面にテニヲハのミスは厳禁。 よって細心の注意を払うも、ミスするのが世の常。 そうなった…