2016-01-01から1年間の記事一覧

医者の合法的セクハラ

友達と話をしていて、そういう話になったので、私が密かに疑ってい たことを言ったら、 「そうに決まっているやん」 即座に言われて、ああ、やっぱりそうなのか。 失意のような悲しいような悔しいような、困惑。 でも、これだ、という言葉が見つからないのは…

誰の顔色を見ているのだろう

自分の考えを、婉曲あるいは強硬に否定される。 支配的立場にある相手にそうされているうちに、抗うことに疲れ、も うどうでもいいや、と相手の望むとおりに振る舞い始め、すると、あれ、 もしかしたら、それって自分を不幸にするための意地悪ではなくて、本…

なあなあ嫌い

フランスでは、 「これか、あれか」 と二者択一を迫られる場面によく遭遇した。 フランス人と結婚した友が、三歳の娘にシャンゼリゼ通りの高級菓子 店でキャンディーを一本買い与え、しばらくして娘が友と手を繋ぎたが ると、 「まだ食べ終えていないでしょ…

ニホン的支配

引き続き、フランス人と結婚した友の話を題材にする。友よ、許せ。 彼女は、母親の知人から誘われ、フランス人のダンナと一緒に外食に 参加したが、ダンナは始終仏頂面。 後日、母親から、 「ああいう態度は恥ずかしい」 と愚痴られたそうな。 そういうこと…

沈黙という支配

フランス人と結婚した友がいる。彼らはオーストラリアで知り合った。 オーストラリアに住んでいた頃、友は、言い合いのような状況になる と、ダンナに対して、よくだんまりを決め込んだそうな。 本当に仲が良い二人なので想像しづらいのだが、他人の前と二人…

受け身の支配

自分が決めるべき事を、代わりに誰かに決めてもらおうとする人につ いて、しつこく考え続けてみる。 事例は無難に、再度、私が母にお茶を飲むかと聞いたら、 「どっちでもいいけど。あんたが淹れるんやったら・・・」 と母が答える場面にしておく。 私は、な…

「どっちでもいい」心理

私が母に、 「お茶、飲む?」 と言う時は、私がお茶を淹れようと思っていて、一緒に淹れてあげよ うかと訊ねる時であり、 「喉、渇かへん」 という質問とは訳が違う。 「喉、渇かへん」 は、喉が渇くと答えたら、そう答えた相手にお茶を淹れてもらおうと い…

意志はないのか!

マンションを購入して、親子三人の新生活が始まった友。 決めたら一直線に目標達成。 今回もそうだったね、感心させられました、とメールした。 なんせ、彼女は、二年前、生まれて三ヶ月の子供を置いて夫婦で台湾 旅行に行ったし、その三ヶ月後も夫婦で熱海…

自己評価

新婚の友から引っ越したとメールが来た。 二月に、このマンションを買うことに決めました、とメールが来たの で、しばらくして引越しの日は決まりましたかと返信したら、それへの 回答なきまま、いきなり引越し完了の知らせが届いたので、祝福の言葉 の前に…

スーパーの野菜

まだ肌寒いが、桜が開花し始めた。 春。 花に負けじと、いよいよ野菜も絢爛(けんらん)たる状況になる、と 期待していたのだが、春ってこんなにも良い野菜が出回らない時期だっ たかなあ。 いつも行くスーパーマーケットの運営会社が変わったから、そう感じ…

「二人以上」発言

二月二十九日に中学校の全校集会で「子供は二人以上」発言をした大 阪市立茨田(まった)北中学校の寺井寿男校長。 その報道や記事を見聞きしてから、彼が実際に話した講話を読み、思 った。 取材って、相手の言い分を、ただ聞いて書くだけなんだ・・・。 寺…

痴漢大国

痴漢抑止バッジの製品化という話題を知って、バッジごときで痴漢を 撃退できるのかなあ、と思った。 が、電車で毎日のように痴漢に遭っていた女子高生が「痴漢は犯罪で す」と書いたカードを母親に作ってもらい、通学かばんに付けたら、 「痴漢する方も相手…

Kは、このKだけが正しいんですと

二月二十九日に文化審議会国語分科会が、常用漢字の「とめ」「はね」 「はらい」などを正書法に則(のっと)らなくてもよい、とする指針を とりまとめたそうな。 小学生の頃。 漢字は正書法の書き方を習い、直後の書き取りの試験は習熟度を見る ためだから、…

終点でも目覚めないと

電車の中では、ぐっすり寝ていても、降りる駅に来たら目が覚める。 そんなの当たり前、と誰もが思っているだろうけど、神業と言ってい いぐらいすごいことではないのか。 だって、どこで眠りに落ちるかは毎回不特定。なのに降りるべき駅で ちゃんと目が覚め…

思うことは罪ではない

昼間、電車の中で二度も嫌なおっさんに遭遇したのは優先座席に座っ ていたせいだと気づいたからには、その時間帯のその車輌前後の優先座 席は避けるのが「君子危うきに近寄らず」。 が、すでに最初の時に嗤(わら)えていたなあ。 詰めたら五人座れるところ…

優先座席

その日も、昼間の電車で寝こけていたら、暴力的に起こされた。 一体、何。 覚えがある。 果たして、右隣の女性の向こう側に体をねじ込んで座ったおっさんは、 以前、私の左隣の女性の向こう側に座ってから、その女性越しに、もっ と詰めろと言って私の腕を指…

車内の男模様

世のおばさん族はかしましくて厚かましい、かもしれないけれど、そ の社交性は尊敬させられる。 スーパーマーケットの中でぶつかりそうになっただけで、 「あ。ごめん」 反射的に謝ってくれる。 男達は、そのまま直進したらぶつかるとしても、絶対に道を譲ら…

年賀状をやめない理由

お年玉付き年賀状はがきが、一枚、当選した。 お年玉切手シート。 間違って購入したインクジェット紙の中に当たりが混じっていそうで、 当選番号発表まで手元に置いていたら、予想どおりになったのだ。 いつ年賀状をやめるか。 毎年、年賀状の賛否の新聞投稿…

悪筆

字が汚いのは「脳内文字」が崩れているせい、という説に頷けないの は、この説によると、字を最初に習う時、手本にした文字が「脳内文字」 として記憶され、字を書く時はこの脳内文字を再現することになるが、 手本を見る機会が減り、一方、字を書く量が増え…

自分自身を、嫌わない

よく、 「これが、私の人生を変えた言葉です」 とか、 「迷った時に心の支えとなってくれる言葉は、これです」 と言える人がいる。 座右の銘がある人達。 そういう人が、私はいつも羨ましかった。 心に響く言葉には、しょっちゅう出合う。でも、 「この言葉…

劣等感

私は足が長い。 あはっ、言い切りました。 でも、事実みたいだから。 んん。ここは語尾をぼかすのかい、私。 もしこの世に私一人きりなら、私の足が長いのか短いのか、判断でき ない。パンツを買う時、裾上げした試しがないので、この国の標準より は足が長…

思い出の信憑性

新年の始まりを、またまた訂正から始めることになった。 私が幼稚園の頃、「エレベーター」か「エベレーター」で迷った時期 がある、と書いたのは真っ赤な嘘。 自分でもびっくりだ。 書いている時はそれが正しい私の過去だと信じていたのに、書き終わ ってか…